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百観音巡礼の旅 〜秩父三十四観音巡礼〜

百観音巡礼の旅〜秩父三十四観音巡礼〜を開催いたしました。

平成22年10月28日坂東札所第一番杉本寺より始めた百観音巡礼の旅も 今回の秩父札所を以てついに!満願成就となります。
坂東札所は5回、西国札所は3回に分けてお参りをしました。
足かけ三年の百観音巡礼の旅のグランフィナーレをいよいよ今回迎えます!!

秋晴れの中、先ずは本堂前にて恒例の道中安全祈願を行いました。
今回は近郊であることそして道が狭いことを考慮してジャンボタクシーでの巡礼となりました。今回初参加の方が2名おいでです。
先ずは第一番札所 四萬部寺へ階段もこの通り少ないです。 秩父の札所は階段の多い所があまりないのも特徴です。
本堂で参拝を終えて・・・ふと右を見たらお堂が。「施餓鬼堂」だそうです。
秩父路はすっかり秋の装いで、こんなのんびりした道を進んでのお参りに心いやされます〜。
秋の高い空とコスモス。
稲刈りも終わったようです。 秋を感じますね〜
秩父札所では至る所で江戸時代の巡礼路の「みちしるべ」を見ることが出来ました。
また、札所のほとんどの本堂内には「繭玉つくり」が奉納されておりました。これも秩父札所の特徴です。
第四番 金昌寺山門大わらじが奉納されておりました。
秩父は・・・麺処です。 メン食いな小地蔵には嬉しい限りです。今日はうどん食べ放題でした。
さて・・今回の巡礼は初めて「先達」さんに同行をお願い致しました。先達さんと云うより・・・語り部さん。
各札所で熱心にお寺に因んだお話しをして下さいました。お陰さまで巡礼に厚みが加わりました。
この先達さんの素晴らしいところは、この通りお経も一緒に唱えておられたところです。秩父のたくさんの興味深いお話しを聞くことが出来ました。
お!! 秩父にも「清水寺」スタイルのお寺が〜第二十六番札所 円融寺 本堂
お!! 秩父にも六角堂がありました〜。第九番札所 明智寺
おやおや〜酒樽に茅葺き屋根!?第十六番 西光寺 大黒堂
酒樽大黒天の由来 由来はこの通りです。 クリック (拡大)
中はと云うと 千社札がぎっしりと貼られ、真中ににこやかな大黒様がいらっしゃいました。
また、粋でかっこいい千社札の格天井や。
なんとも!! 表現が難しい風神さま。
雷神さまもお祠りされておりました。
不思議なお土産屋さんには巨大な信楽焼風の カエル!!売り物なのでしょうか・・・?
ペンキ屋さんのシャッターは、この通りヨーロッパの街並みも描かれ・・・「地味な秩父」のイメージが「ワンダーランド秩父」と印象が段々変わっていきました。
でもやはり自然は美しいですね。 多種多様の
色とりどりのお花が私たちを迎えてくれました。
紅葉だってこの通りです。 コキア(ホウキグサ)
夏にはたくさんの花を咲かすんだろうなーこの蓮池。咲いてる時にまた来てみたいです。
ソバの花もこの通り!! 二日目、三日目の昼食はおソバでしたが・・・余りに美味しくて写真に撮るのを忘れてしまいました。
美しいものは何も花ばかりではありません。第二十三番 音楽寺 鐘楼堂余韻が長〜く残るこの鐘の音は素晴らしいです。 秩父札所の巡礼は五感を総動員して楽しみました〜。
音楽寺 本堂腰かけのある本堂はありがたいです。
音楽寺の由来です♪ 音楽寺の由来です♪ クリック (拡大)
秩父は平坦な所もありますが・・・しかしそこは札所、階段も数カ所で待ちかまえていました。 しかし・・・いいものですよね。巡礼の白装束で一列になって一生懸命に階段を登っていく姿は。 参加者の年齢を知っているだけに いつも感動致しております。
ニコニコ顔のいつもの可愛い小坊さんが・・・悪魔の囁き!!二九六段だそうです。
長い長い階段を登ると・・・元々は修験の方の行場だった所に本堂がありました。やはり境内の空気が違いますね〜。第三十一番札所 観音院
階段も山も下りが危ないのです。 みなさん気をつけてゆっくり来て下さ〜い!途中、途中に和歌の石碑が目を楽しませてくれました。
階段を下りてフト見ると・・・行きは階段に気を取られて気がつきませんでした。
「よくごらん下さい。日本一の石仁王」です。
そんなこんなでワンダーランド秩父札所で一番の小地蔵のお気に入りは先ず!!茅葺きの山門!百観音で初めて見ました。
次に!!山門をくぐったら 畑が〜!!参道沿いに畑がありました。 これも初めてです〜。
そんな中進んで行くと小さいながら歴史を感じさせる佇まいの本堂がありました。第二十二番札所 童子堂(永福寺)
しかしあなどるなかれ!! 本堂の門扉には勇壮な風神・雷神の彫刻が施されていました。
金具もしっかりと付けられてなかなか素晴らしい!!
いろいろな顔を持つ秩父札所ですが、無住のお寺がいくつかあります。(恐らく西国、四国を除く札所のほとんどには無住のお寺があるのでしょう。)この立派な本堂があるお寺もそうでした。第二番札所 真福寺
また、地域の人が交代で納経をされるお寺もありました。地域の皆さんに愛されている証ですね。
このお寺も無住のお寺でした。
しかし!! あなどるなかれ。 バス停には「札所二十一番」と記されておりました。 地域の方のランドマークになっているんですね
いよいよ・・・秩父札所巡礼&百観音巡礼のフィナーレを迎える時が来ました。石碑には「日本百観音結願所」と記されております。
境内の百観音の地図を見て・・・本途に長かった巡礼だったなア・・・と感激もひとしおでした。
百観音巡礼無魔成満しました〜!記念に カメラ パチリ!百観音成満者=七名一度だけお休みした方=二名百観音成満者最高齢 90歳!! スバラしい〜!
山門にて一礼。手水場で手を洗い、口をゆすぎ、ローソクを点け、線香を供え、納経と納め札を納め、お賽銭を納め、鐘を撞き・・・「我昔所造・・・」とくり返すこと百回。実り多き素晴らしいお参りが皆さまと共に出来ました!!
お・ま・けホントのワタシはこんな感じでした。やった〜!!