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四国お砂踏み霊場 落成式

平成22年4月18日 快晴のもと、四国お砂踏み霊場の落成式を執り行いました。

四半世紀もの間、本堂の前で寒い日も暑い日も雨の日も晴れの日も人々の祈りを一心に 受けとめているお大師様(弘法大師像)。さすがに、お疲れのご様子…色も大部褪せてきました。これまでの修行大師像の台座の周りには四国八十八ヶ所のお砂は敷かれておりましたが、一ヶ寺一ヶ寺分けて敷かれて居りませんでした。
そこで今般お大師様(弘法大師像)の煤を払い、化粧直しを施し、これを機に台座の周りに新たに四国八十八ヶ所のお寺のお砂を納めた四国霊場を建立しようと思ったのでした。場所は、本堂に向かって左側…。
先ずはコンクリートで基礎をうちます。今年の春は雨が多くなかなか乾きません。
ようやくコンクリートも固まり外棚を施し
次にお大師様(弘法大師像)の台座を据えます。
外棚の中にまたコンクリートをうちます。丸い穴はお四国のお砂を納める穴です。
いよいよ、お大師様(弘法大師像)のお引っ越しが始まりました。ドキドキ…
宙に浮かぶお大師さん!
無事に着地。あーホッとした。
職人さんが25年の汚れを落としてからきれいに着色していきます。
この大師像は元々 昭和61年に先代の時、当時の壇信徒の方々の奉納写経の浄財で建てられたありがたいお大師様(弘法大師像)です。台座から1000枚以上のお写経が…。*写真は有りませんが写経を虫干しした後に桐の箱に納め新しい台座の中に奉納致しました。
コンクリートも乾きいよいよお砂入れです。
順番を間違わないように慎重に一ヶ寺、一ヶ寺、お砂を納めます。
そして最後に高野山奥の院のお砂を納めました。顔が赤いのはずーっとこの態勢だったので頭に血が昇りました。ふ〜。

順番を間違うことなく無事にお砂を納め敷石を貼り工事は終わりました。
今回納めたお砂は 光松殿落成の御礼参りの時のものです。そう…あの、巡礼なのに何故か珍道中…思い出に残るお参りでした。四国遍路記へ四国遍路記2へ
平成22年4月18日、春の大祭と四国霊場の落成式の当日を迎えました。前日は雪が降っていたなんて信じられない程の好天に恵まれました。一日違いで大違い。お観音様 お大師様(弘法大師像)に感謝です。
先ずは 総代さんに依る除幕式です。無事に幕がとれるかな。
無事にとれました!化粧直しを終えたお大師様(弘法大師像)がお目見えいたしました。
次に住職による開眼入仏式を執り行い
総代さんよりご祝辞を頂きました。
ご宝号をお唱えして、そしてお砂踏み初め(?)を行いました。
踏み終えた方に記念品を贈り、落成式は無事に終わりました。

當山へご参詣の際は 新しくなりました四国霊場をお参りなされ、四国八十八ヶ所巡拝のご利益とお大師様(弘法大師像)よりご加護をお授かり下さい。合掌